光のテーブル

「人に癒しを与える照明をつくりたい」

「人は何に癒されるのだろう?」

この問いから連想したのは「木漏れ日」や「水面で揺れる光」など「ゆらぎ」のある自然の光。

そこで、人が快適に感じる光を得るために「ゆらぎ」を表現する照明をつくりたいと思いました。

ー三菱電機先端技術総合研究所 桑田宗晴

陰翳礼讃な、灯りのしぐさを見つけること。

灯りとは、人類の知恵です。そして、灯りのはじまりは火でした。

食べ物を焼いたり、囲んでコミュニケーションをとることができる新しいテクノロジーでした。

そして今、人々のコミュニケーションに欠かせないものは、テーブルです。

「光のテーブル」は、火に見立てた陰影から生まれる「灯りのしぐさ(ゆらぎ)」をもち、より豊かなコミュニケーション空間を創作します。

ー京都大学大学院総合生存学館 アートイノベーション産学共同講座教授 土佐尚子

「照明は生きるためのテクノロジー」

空気や水、食べ物などの品質が重要であるのと同じように、光にも「質」が求められるようになると考えています。だからこそ、心を癒せるような質の光を実現することはすごく重要です。

ー三菱電機先端技術総合研究所 桑田宗晴



これからの光は、暗いところを明るくするための技術だけではなく、人々の心を変える、心を照らす、生きるためのテクノロジーになると思います。

ー京都大学大学院総合生存学館 アートイノベーション産学共同講座教授 土佐尚子